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【第5回】
経営を変え、利益を生む
コダック プリプレス オートメーション

市場競争が益々激しくなるなか、さらなる生産性の向上とコストの削減は、これまで以上に重要な経営課題のひとつになってきました。将来にわたって、収益を最大化し、ビジネスを持続的な成長軌道へと導く上で、今、鍵を握るのは「プリプレスの自動化」です。KODAK はオフセット印刷のプリプレスワークフローを「自動化したい」「省力化したい」という顧客ニーズに、多彩なハードウェアとソフトウェア、サポートサービスで応えています。その範囲はプレートの装填、パンチング、ベンディング、ソーティング、スタッキングまで多岐に及び、プリプレス工程全体を完全に自動化する統合ソリューションを提供します。それはまさに印刷業務の全工程で、手作業の最小化を目指すスマートファクトリー構想を大きく前進させる「スマート プリプレス オートメーション」そのものです。手作業による労力や人的ミスから生じるダウンタイムを大幅に削減し、さらには工程間のボトルネックもなくなるので、印刷までの時間はさらに短縮できます。ジョブ処理数も増えるため、収益の最大化と共に環境負荷も大きく軽減できます。

 

KODAK PRINERGY On Demand

クラウド環境で運用できるリモートワーク対応のワークフローソリューションです。オペレータは、24 時間365日いつでもどこからでもPRINERGYにアクセス可能。ジョブデータはMicrosoft Azureによって常に保護されているため、BCP対応を含め、災害時のバックアップ運用も安心です。KODAK PRINERGYワークフローに搭載された自動化機能ルールベース オートメーション( RBA)は、人的ミスの削減とリスクの最小化に貢献。手作業によるオペレータの負担を大幅に削減し、業務の精度と効率を大幅に高めます。頻度の高いルーチン業務を簡単に自動化できるため、オペレータのスキルをより高度な作業に集中させることが可能です。

 

KODAK INSITE Prepress Portal

市場ニーズである非対面型ビジネスの構築に最適な製品です。タイムリーでエラーの無いコミュニケーションと作業環境が、高精度・高品質な生産フローを実現し、クライアントの満足度向上に貢献します。「遠隔地からのジョブ入稿」、「リアルタイムの協同作業」、「オンライン校正」などがリモートで行え、クライアントとのやりとりにかかる時間を大幅に短縮。プリプレスオペレータから営業マン、そしてお客様まで全ての関係者が、常に進行中のジョブを24 時間365日いつでも確認でき、ワークフロー全体の生産性を飛躍的に向上させます。

 

KODAK SONORAプロセスフリープレート

プレートの現像工程がなくなるので、自動現像機の撤廃が可能。これにより、薬品の購入費用や水道光熱費、自動現像機の運用・メンテナンスに関連するコストと労力が100%不要になります。設備更新の費用をかけることなくコストが削減でき、経営・労働・自然環境の改善にも貢献する投資効果の高いプレートです。

 

プレートセッターの高度な自動化

KODAKでは、CTP の効率性と生産性を最大化する多彩な自動化ソリューションをラインアップしています。MCU(マルチカセットユニット)やMPL(マルチパレットローダー)などの自動化オプションにより、大量のプレートを一度にセットし長時間の連続出力や、複数の異なるサイズのプレートを一度にセットし連続出力が可能です。また、省スペース設計のCTPとSONORAプロセスフリープレートを組み合わせて運用すれば、印刷機の近くにCTPを設置することも可能です。

KODAK TRENDSETTER Q800プレートセッター

最大480版の連続出力が可能なMCU(マルチカセットユニット)搭載

KODAK MAGNUS Q800プレートセッター

最大3,200版の連続出力が可能なMPL(マルチパレットローダー)搭載

 

 

モバイルCTPコントロールアプリ

モバイル端末から、いつでもどこでもCTP の稼働状況を監視・確認できる専用アプリです。万一、トラブルでCTP が止まっても、その原因を素早く特定できるため復旧までの時間を飛躍的に短縮できます。また、プレートが無くなるとリアルタイムでエラーメッセージを通知するのでスピーディな対応が可能。無駄な停止時間を大幅に短縮して生産効率の向上に貢献します。CTPの担当オペレータが不在でも、外出先からいつでも簡単にプレート出力が行えます。もちろん、印刷機のオペレータが、急なプレートの再出力を行うこともできるため、版待ち時間の大幅な削減が可能です。

 

 

迅速なリモートサービス

万一のトラブル発生時には迅速なリモートサービスによるCTP の診断と復旧が可能なため、ダウンタイムを最小限に抑えることが可能。実際、マシントラブルの約50%はリモートサービスで解決しています。

 

プレート露光後の自動化ソリューション

KODAKはプレートを露光・出力した後の搬送工程に、幅広い自動化ソリューションを用意しています。(SONORA JET、プレート回転装置、パンチング装置、ベンディング装置、版サイズに応じたプレート仕分け装置etc)

 

プレート仕分けシステム

各印刷機用、各ジョブ用にプレートを自動的に仕分けして、各印刷機の近くまでプレートを自動搬送、あるいは数十枚のプレートを搭載したトロリー単位での搬送が可能になります。これまでのように手作業によるジョブ単位でのプレート運搬の手間がありません。

 

カスタマイズサービス

KODAKの専門スタッフが、お客様のニーズにあった自動化システムを提案。コスト効率に優れた独自のスマート プリプレス ソリューションが構築できます。

 

スマート プリプレス ソリューション

「待ち時間ゼロのスピーディなプレート供給」「印刷工程全体での省力化のさらなる追求」は、印刷会社にとって喫緊の課題と言えるでしょう。こうした課題に対して、KODAK はプリプレス工程の高度な自動化を可能とする統合ソリューションで応えています。KODAK が提供するスマート プリプレス ソリューションは、ワークフローから、プレート、CTP、プレート出力後の搬送ライン、モバイルでのCTPコントロールアプリまで、お客様のニーズにあわせて柔軟なシステム構築が可能です。これによりプリプレス工程だけでなく、印刷工程全体での生産性を最大限に高め、さらにはコストとオペレータの労力を最小限に抑えて、飛躍的な省人化・省力化を実現します。

 

コダックジャパン

〒140-0002 東京都品川区東品川4丁目10−13 KDX東品川ビル
https://www.kodak.co.jp/

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