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【第3回】モトヤの「一歩先のSDGs」

SDGs以前(~2015年)

私どもモトヤは1922年の創業以来、印刷業界で機器、機材の販売に携わってきました。そして、2012年に発症した胆管癌問題が発生した時点で改めて業界で何が起こっているのか、何が問題なのかを考えてきました。印刷現場は昔から3Kと言われ「きつい」「汚い」「危険」でしたが、それらを解消する動きは企業トップや組合の中にありましたが、現場ではコスト削減、生産性アップを達成する為、いろんな薬品が使われ、その中に現在も一部の顧客で発がん性物質のジクロロメタン、ジクロロプロパン等が含まれたものを使われている会社があります。

中小企業である我々に出来ることはないと、思い込んでおりましたが、少しでも作業環境のお役に立ちたいと思い、印刷資材の開発に着手しました。着手してみるとそんな危険物質を使わなくても、作業性を落とさず使える商品ができることがよく解りました。

 

モトヤのSDGsへの取り組み

環境問題、印刷現場の職場の安全性、安心して頼める質の高い印刷物の生産に貢献してこそCSRが果たせると考えています。

SDGsは一般企業の役割が極めて重要とされており、クライアントのため印刷物を生産するときの安全な資材の提供、環境保護の観点から光化学スモッグの原因となるVOC(揮発性有機化合物)の発生を抑える低VOC資材や引火リスクの少ない洗浄液なども絶対に対応しなければならないものです。

また、原材料の低減、産業廃棄物の削減、省エネ化、リサイクル化など、循環型社会の実現に役立つ対策を講じないといけません。

例えば資源を大切にするという観点から、再生紙が使われていますが、印刷適正が十分でない部分があり生産効率が上がらないという問題点があります。それは印刷機のローラーなどに紙紛が残り、次の仕事に掛かる際、清掃する時間が余分にかかるためです。生産効率をあげつつ再生紙を利用すると資源保護につながります。また、ゴム製品の劣化を防止することで天然資源の消耗を低減できます。

ファブリックサインシステムは従来の電飾看板に用いられるアクリルに比べ環境負荷の少ない素材を使用し、製造時、輸送時、設置時のトータルのCO2削減量は95%上がります。

また取り付けにおいても専門職人が夜間等に行う長時間に及ぶ重労働から解放されるので働き方改革にもつながります。そして、地震災害の多い我が国では大幅に軽量化したファブリックサインシステムを使えば、面板割れ落下事故の恐れがありません。使用するファブリックは防災協会認定のものを使用しており、災害時の被害を大幅に抑制します。

 

一歩先のSDGs

印刷業界は非常に中小企業が多いのですが、SDGsにチャレンジする中で大きなビジネスチャンスがあることを提唱しながら、さらにお客さまに進めてまいります。SDGsは国や企業だけが取り組むものではありません。個人までを含めた全ての主体に取り組みが求められています。

企業は組織を構成する私たち一人ひとりへの浸透を図ることが求められます。社員が職場や活動の中で日々意識することが大切です。モトヤでは、年度経営方針への記載、社内昇進試験での出題、週次定例配信メールでのSDGsクイズ「SDGsをもっと身近に」の掲載、社員のカラーホイールバッチの装着などを行っています。

また、環境問題を取り上げたニュースレターEn‐Forumの配信、ホームページでの他社取り組み事例の紹介SDGsパートナーズなど、社外への情報発信も行っています。他には、日々の営業活動において、ものづくり補助金を申請される印刷会社にSDGsの観点からのアドバイスを行っており、これらは営業マンのSDGsの意識向上につながっています。

現在、印刷業界だけでなく日本国内において、視覚的にはSDGsという言葉をマスメディアやネットで見かけることがとても多くなりました。2015年9月に採択されたSDGsには「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という言葉があります。ゴールまではあと10年もありません。一歩先のSDGsにはこの言葉を実現するために、見ているだけ、知っているだけではなく、世界中のあらゆる国、企業、市民社会、そして、私たち一人ひとりが、もれなくSDGsを毎日意識し具体的に取り組み続けるということが必要です。ひとによってできることに差はあります。しかし、それぞれが自ら意識し、行動を続けた先にこそゴールはやってくるのです。

 

株式会社モトヤ

・SDGsに対するモトヤの取り組み
https://www.motoya.co.jp/sdgs.html

・SDGsソリューション
https://www.motoya.co.jp/sdgs_solution.html

・SDGs取り組み事例
https://www.motoya.co.jp/sdgs_partners.html

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