現在の印刷産業について

印刷業は情報産業の担い手として、情報を早く・正しく・美しく・多数に伝えてきました。 言うなれば日本の基幹作業という重責を他産業を牽引する形で発展してきました。

しかしながら1991年の8.9兆円を ピークに右肩下がりで滑り落ち、今やそのボリュームは半分となってしまいました。半面、事業所数は3分の2にとどまり供給過多にあえいでいます。時代は変化するもので、その変化に柔軟に対応できず疲弊している状態であることも 事実として捉えております。

一方で情報産業の担い手というスタンスをぶらさずに、常に顧客の0.5歩先に立ち、変化する顧客のニーズをエビデンスをもって的確に解決している会社も多数存在しています。

PrintNext2022開催の意義

今回のPrintNext2022は記念すべき第10回目(創会20年)という事で、業界諸先輩方の積み上げてきた業界変革への 熱意という【彩】を一つの答えとして再定義し、ひとつのビジネススキームとして展開することを目的として開催いたします。

考え方としては PrintNext2022実行委員会は各地のブロック含め総勢100名以上のメンバーで構成されています。それを一つの会社 プリントネクスト株式会社として考え、業界最先端のSDGsをベースに引いたビジネスモデルを一般ユーザーへ アプローチし展開していく事で、印刷業界の新しいビジネスイメージ、魅力的な業界である事の周知を図り業界への イメージ変革を図ります。

印刷業界のイベントオーガナイザーには、このビジネスモデルアプローチによって得られた好結果並びに失敗事例も 含めて、エビデンスで検証した結果を一緒に学んで頂きたいと考えております。 今回は企画段階から将来の印刷業界を担うデザイン系の学生さんにも参画して頂いており、彼ら彼女らの天井の無い 発想力、行動力もお借りしながら若いエネルギーとの融合も図ります。

コロナ禍ではありますが逆にこれをチャンスと捉え、果敢に作り上げて当日に皆さんに披露させて頂きます。

プロフィール

大学卒業後、製薬会社に15年勤務。その後2014年2月に株式会社イナミツ印刷に入社、2015年10月に代表取締役に就任。他業界経験から、印刷業界の優れいている部分と遅れている部分を自分なりに客観的に俯瞰して経営・組合活動に 参加。

会社名株式会社イナミツ印刷
代表取締役社長稲満信祐
WEBhttps://www.inamitsu.co.jp/
所属団体東京グラフィックサービス工業会 港支部
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